エレベーターのボタンと階数表示のデザインから考える“情報の階層構造”

こんにちは。今回はエレベーターのボタンのデザインについて、実際に行って使用して撮ってきたので、それを見て考えながら書いていこうと思います。

1つ目はボタンを横、というよりはジグザグに配置ものです。人間の視線は「Z」の動きをすると聞いたことがあるので、これはとても理にかなっているのかもしれません。

2つ目はボタンを縦に配置したものです。さっきの視線の動きを踏まえると分かりづらそうな配置をしていそうですが、1階のボタンを他のボタンより1段下げることで視認性が上がっているように感じます。

3つ目はボタンを横並びに配置したものです。自分的にはこれが1番見やすいと思います。ですが奥行きを確保できる広めのエレベーターでないと設置するのが難しそうであったり、4段、5段となるとかえって見づらくなりそうな感じもします。実際、このタイプのボタンがあるのは広めのエレベーターでした。



色んな種類のエレベーターのボタンを見てきましたが、どれも大体左下に1階のボタンがあったのに今更ながら驚きました。そして無意識にその左下の1階のボタンを基準にエレベータのボタンを押していることに気がつきました。普段何気なく使っているエレベーターも意識しながら使うと見え方が変わると思いました。

もしかしたら他にも意識しながら使うと見え方が変わるものがあると思うと、今までの自分に情けなく思うのと同時にワクワクした気持ちになります。


余談的な感じですが、エレベーターの開閉ボタン、昔は「開」「閉」みたいな漢字1文字だけのボタンをよく見た気がするのですが、最近はめっぽう見なくなった気がします。外国人が増えて図形のボタンになったのでしょうか。またその名残としてひらがなで「ひらく」「しめる」と小さく書かれているのか。ですが開くのボタンはいつの時代も緑色な気がします。(そもそも色がついていないところもありますが…)


ここまで見てくれてありがとうございました。また次回、よろしくおねがいします。